ポチ日記③
詞はノンフィクションではないが、想いを起こすには、充分だったりする。
夢は僕の 鏡になって
酸いも甘いも 見せつけるのです
ひどい夜が 重石になって
朝も昼も 締めつけるのです
むしろ、心の奥底を……。いや、コミックソングとして上手くまとめることも、大きく占めていたけれど。
本気で、歌おうとしていた。誰かに歌ってもらうものじゃないから。
自分で歌うしかなかった、という方が正確だけれども。
安いマイクを買って、防音もない部屋で。でも、機材のせいじゃなく、うまくいかなかった。
ちっとも強くないけれど
ファイトを誓う勇気を 言葉を
ボタン一つで、ポチっと世界に発信される時代。
迷子のポチの行方は、また、別の話。