しかし、事実は衝撃として残った。
教室前の廊下で、前の講義が終わるのを待っているその間。ぐるぐると歩き回りながら、ポチ… ポチ… と叫ぶ唄が、頭から離れない。
POCHI... DRIVE... ME MAD !!
こんなコミックソングが歌えたら、気持ちイイだろうなぁ。
月日は流れ、あの頃を思う。大学生活は良かった、みたいな事はどこかで書いたかもしれない。
消えてゆく情熱に、あの時のポチが重なる。
忘れ物を 忘れました
帰りたいと 思っていました
遠いはずの 雲をつかんで
誰に 笑いかけるのでしょうか
詞はノンフィクションではないが、想いを起こすには、充分だったりする。