駄文日記⑭

自分の持っていないモノに憧れる。いつまで経っても、隣の芝生は蒼い。

「志」という言葉が好きだ。志を持っている人も好きだ。自分は持っていないから。

たくさんの夢がある。夢は世界征服くらい壮大なもので良い、堅実な夢は「目標」だ、と聞いたことがある。

およそ自力で達成できるのが目標であり、人を世間を巻き込むモノが、夢だと思っている。

小さな夢という名の「目標」も、夢と呼んでしまうけれども。

志とは、世界を動かしたいという強い意志、願いだと思う。どんな小さな「世界」のことでも、どんな大きな夢よりも逞しい。目標と夢を同時に孕む、高次の理想。

志はない。むしろ、途方もない。

いつかいつかの夢である。