ドレミのそもそも論!③ ~メジャースケール~
- ① ~全音と半音~
- ② ~ドレミの選び方~
- ③ ~メジャースケール~
- ④ ~F#とG♭、C#、C♭~
- ⑤ ~キーと五線譜~
- ⑥ ~#と♭と♮と~
前回まで、ドレミの並び方、選び方を説明しました。まとめると、
- 音の種類は、半音ずつ並んだ12音しかない。
- しかも、1曲において、そこから7音しか選ばれない。
- さらに、その選び方は、全全半全全全半の1択。
- ただし、「どの音から始めるか」で、12通りもある。
ここからは、その12通りについて見ていきたいのですが、その前に。
今後、「ドレミファソラシ」を、
C D E F G A B
と表記していきます。ド=C、レ=D、ミ=E、ファ=F、ソ=G、ラ=A、シ=B、です。
ドレミ(DoLeMi~)はイタリア式、CDEはアメリカ式の表記だそうで、今後は、何かとCDE~の方が便利なのです。
最も一般的な、Cから始まる全全半~、要するに「ドレミファソラシ」は、「Cメジャースケール」と呼ばれる音階です。この記事では、キーがCである(Key=C)、という言い方もしています。
上のCメジャースケールは、「Aマイナースケール」とも解釈できますが、その辺はとりあえず置いといて、12種類のメジャースケールと、#、♭の関係についてのみ注視していきます。
これらは、#で書くと見やすいメジャースケールです。
#の付き方が、F→C→G→D→Aというように、規則的に増えています。
こちらは逆に、♭で書くと見やすいメジャースケールです。
♭の付き方も、B→E→A→D→Gというふうに、規則的になります。
#も♭も、要するに黒鍵なので、5個しかない、これで以上!と言いたいのですが…、あれ、まだ11種類ですね…。
次回は、#、♭が6個、7個とつく場合について、見ていきます。